3月27日、SUPER GTを運営する株式会社GTアソシエイションと富士スピードウェイは、3月28日（土）、29日（日）に予定していた公式テストを急遽中止すると発表した。

予定ではGT500クラス15台、GT300クラス28台、合計43台のマシンがエントリーしていたが、新型コロナウイルスの感染が拡大傾向にあった3月18日には無観客でのテストを決定。しかしその後、首都圏や山梨県、静岡県など各地で発表された外出自粛要請および特定地域への訪問自粛要請等の状況を踏まえ、感染防止対策を強化する社会要請に応え中止を決定した。
なお、今後の代替テストについては日程調整のうえ実施を検討し、案内するとしている。
また、5月3日（日）、4日（祝）に開催予定の「2020 AUTOBACS SUPER GT Round2 FUJI GT500km RACE」については、同ウイルス感染症の収束状況等の動向を見極めた上で発表される。

■GTアソシエイション　代表取締役　坂東正明氏のコメント
「感染防止、行政による外出自粛要請を踏まえ、苦渋の決断ではありますが、この度の無観客テストの中止を決定いたしました。日頃よりSUPER GTを心から愛してくださっているファンの皆様にも今回の決定をご理解頂ければ幸いです。開幕を心待ちにしてくださるファンの皆様のために、関係者一同、引き続き準備を進めて参ります。夢と感動を与えられるSUPER GTを安全・安心な形でお見せできる日まで、どうかご協力とご声援を賜りますようお願い致します。」

（撮影：中村佳史）