~ The Man of This Race ~ 土屋武士

~ The Man of This Race ~ 土屋武士

SUPER GT RND8 もてぎ
土屋武士/No.25 VivaC 86 MC

SUPER GT GT500クラスはもとより、トップフォーミュラ参戦の経験を誇る土屋武士。GT300マザーシャシーで参戦を開始したのは、2015年。メカニック、チーム代表として豊富な経験を誇る実父・春雄氏をチーム監督に迎え、自らチームを率いての参戦はまさに生みの苦しみを持ちつつ、つねに理解ある多くの仲間に恵まれての戦いを重ねていく。

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~ The Man of This Race ~ 国本雄資

~ The Man of This Race ~ 国本雄資

全日本スーパーフォーミュラ選手権 FInal Round 鈴鹿
国本雄資/No.2 P.MU/CERUMO・INGING

日本最高峰のフォーミュラデビューは2011年。以来、P.MU/CERUMO・INGINGでの参戦を続けてきた国本雄資。21歳でトップフォーミュラへのデビュー、前途洋々のスタートを切ることとなった。だが、その先に待っていたのは厳しく孤独な戦いであり、今年、悲願の初優勝までの道のりは、長く険しいものだった。

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~ The Man of This Race ~ 平川亮

~ The Man of This Race ~ 平川亮

SUPER GT RND7 Thai
平川亮/No.37 KeePer TOM’S RC F

今シーズン、新しく欧州ル・マン シリーズ(ELMS)参戦の道を選んだ平川亮。日本国内では、あえてシングルシーターのSUPER FORMULAをスキップ、SUPER GTに絞り込み、ELMSそして6月に開催されたル・マン24時間レースへ参戦。すべては世界耐久選手権(WEC)参戦を意識したチャレンジであることは言うまでもない。

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~ The Man of This Race ~ ジェームス・ロシター

~ The Man of This Race ~ ジェームス・ロシター

全日本スーパーフォーミュラ選手権 RND6 SUGO
ジェームス・ロシター/No.3 KONDO RACING

レーシングドライバーの父を持ち、モータースポーツの本場、イギリスで生まれ育ったジェームス・ロシターが初来日したのは2013年。母国では、イギリスF3、ユーロF3という欧州における“王道”でレースを続け、BARホンダF1育成ドライバーや、Super Aguri F1チームテスト&リザーブドライバーにも抜擢されるなど、みっちりとキャリアを積んできた。

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~ The Man of This Race ~ 小林可夢偉

~ The Man of This Race ~ 小林可夢偉

全日本スーパーフォーミュラ選手権 RND5 岡山
小林可夢偉/No. 8 SUNOCO TEAM LEMANS

今シーズン、全日本スーパーフォーミュラ選手権と呼称が変わった日本国内最高峰のフォーミュラレース。2年前、そのカテゴリーへデビューを果たしたのが、小林可夢偉だ。

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~ The Man of This Race ~ 立川祐路

~ The Man of This Race ~ 立川祐路

SUPER GT RND6 SUZUKA
立川祐路/No.38 ZENT CERUMO RC F

シリーズ最長の1000kmレースを迎えた鈴鹿。決勝は、突然降り出す雨、しかしそれは長続きせず、スリックタイヤでのマシンコントロールをいっそう難しいものにし、ドライバーのスキルの高さを問うものとなった。そんな中でも冷静なレース運びを見せていたのがNo.38 ZENT CERUMO RC Fの立川祐路だった。

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~ The Man of This Race ~ アンドレ・ロッテラー

~ The Man of This Race ~ アンドレ・ロッテラー

全日本スーパーフォーミュラ選手権 RND4 もてぎ
アンドレ・ロッテラー/No.36 VANTELIN TEAM TOM’S

スーパーフォーミュラにおける自身最後の勝利は、昨シーズン第6戦SUGOでのポール・トゥ・ウィン。アンドレ・ロッテラーは、第4戦を終えてまだ勝ち星に恵まれていない。来日は2003年、早や14年間のシーズンを日本で戦っている。この間、スーパーフォーミュラの前進であるフォーミュラ・ニッポンでは2011年にタイトルを獲得。SUPER GTでは2度チャンピオンにもなった。また、近年は2010年からアウディのワークスドライバーとしてWEC(世界耐久レース)にも参戦。翌年は伝統のル・マン24時間レースを制するなど、トップドライバーとして精力的に活動を続ける。タイトなスケジュールの中、はるばる日本でのレースを続ける理由は、「トップフォーミュラ、シングルシーターでの戦いができるから」。スーパーフォーミュラでは、毎シーズン2勝以上をマークする実力派だが、今シーズンは第4戦を終えて未勝利。残るは岡山、SUGO、そして鈴鹿最終戦のみだが、次の岡山は、土、日曜で各レースを行なう2レース制が導入され、結果レース数が増加に。果たして今年も2勝以上の好結果を実現できるのか。シーズン後半戦は、ベテランドライバーとして腕の見せどころとなる。

(文:島村元子 撮影:中村佳史)

~ The Man of This Race ~ 塚越広大

~ The Man of This Race ~ 塚越広大

SUPER GT RND5 FUJI
塚越広大/No.17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT

日産GT-Rの快進撃が続く、今年のSUPER GT。開幕戦岡山以降、第5戦富士までチームこそ違えど、連勝を伸ばしている。そんな中、富士で気を吐いたのがHonda勢。予選でNSX CONCEPT-GTが上位に喰い込み、また決勝でも果敢なバトルを披露した。とりわけキレのある走りを見せたのが、塚越広大。チームメイトの小暮卓史からステアリングを託され、No.17 KEIHIN NSX CONCEPT-GTは着実にチャンスをモノにして、ポジションアップを果たしていく。圧巻だったのが、同じHonda車とのバトル。互いに手の内を知り尽くす中、激しい攻防戦を繰り返して最後はブレーキング勝負で鮮やかな逆転劇を決めて2位を獲得する。塚越は、カートを経て4輪へステップアップ、全日本F3からユーロF3での武者修行も経験。帰国後は国内フォーミュラとSUPER GTのGT500クラスに参戦し、キャリアを重ねている。昨シーズンは苦戦したNSX CONCEPT-GTだが、今季はシーズン折り返しを機に、安定した戦闘力を披露中。この勢いで、次は表彰台の真ん中を目指して奮走することだろう。

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~ The Man of This Race ~ 柳田真孝

~ The Man of This Race ~ 柳田真孝

SUPER GT RND4 SUGO
柳田真孝/No.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R

今シーズン、メインスポンサーが変わり、マシンカラーリングが白と爽やかな空色へと刷新されたNo.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R。そのチーム、KONDO RACINGへ10年ぶりに復帰したのが、柳田真孝。以後、GT500、300クラスを問わず、シリーズチャンピオンを手にしているキャリア豊富なドライバーとして知られる。GT500では、長らくミシュランタイヤドライバーとして戦歴を重ねてきたが、KONDO RACINGではアドバンタイヤでの挑戦となり、チームからは多くのフィードバックを期待されている。第4戦SUGOでは、9番手からスタート。チームは予想よりも低い気温、路面温度をうまく味方につけ、着実に周回を重ねていく。そしてその裏にあったのは、タイヤ無交換という戦略…。柳田のもうひとつの仕事は、パートナーに無事ステアリングを託すことだった。結果、序盤からの巧みなタイヤコントロールが奏功し、終盤、後続車の激しい猛追も、また気まぐれに顔を出した強い日差しも見事にシャットアウト! チーム、そして柳田にとってもほぼ1年ぶりとなる優勝だった。

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