SUPER GT 第4戦 もてぎ

SUPER GT 第4戦 もてぎ

<GT500>
試合巧者の王者、STANLEY NSX-GTが激戦を制す!

梅雨明け直後に開催されたSUPER GT第4戦もてぎ。舞台の栃木・ツインリンクもてぎは早速厳しい暑さに見舞われ、タフな戦いを強いられた。レースはポールポジションスタートの#1 STANLEY NSX-GT(山本 尚貴/牧野 任祐)と予選2番手の#19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本 雄資/宮田 莉朋)が終盤まで攻防戦を展開したが、ディフェンディングチャンピオンである1号車が試合巧者ぶりを発揮、待望の今シーズン初優勝を果たしている。

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SUPER GT 第2戦 富士

SUPER GT 第2戦 富士

<GT500>
500kmの終盤までもつれたトップ争いを、Astemo NSX-GTが制す!

SUPER GT第2戦が、5月3、4日に静岡・富士スピードウェイにおいて開催され、予選10位スタートの#17 Astemo NSX-GT(塚越 広大/ベルトラン・バゲット)が巧みな戦略を味方にトップチェッカー。500kmの終盤まで続いた激闘を制した。
昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からゴールデンウィーク中の500kmレース実施が見送られたため、開催は2年ぶり。初夏に近づく絶好のレース日和の下で繰り広げられた戦いは、いつも以上の熱戦となった。

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SUPER GT 第1戦 岡山 決勝結果

SUPER GT 第1戦 岡山 決勝結果

<GT500>
長きに渡る攻防戦を制したのは、ENEOS X PRIME GR Supra!

依然として新型コロナウイルス感染症の影響を受けるモータースポーツイベント。しかしながら、日本における2021年シーズンは当初の予定どおり開幕戦を迎えた。SUPER GTの初戦の舞台を飾ったのは、岡山国際サーキット。4月10、11日、有観客開催となる2年ぶりの決戦はレース日和に恵まれ、壮絶なバトルが繰り広げられた。
参加台数はGT500、GT300の総勢44台。GT500クラスでは公式練習でホンダNSX-GT勢が上位につけたが、ノックアウト予選になると一変。ディフェンディングチャンピオンの#1 STANLEY NSX-GT(山本 尚貴/武藤 英紀)や昨シーズン3度の最多ポールポジションを誇り、公式練習でトップタイムをマークした#8 ARTA NSX-GT(野尻 智紀/福住 仁嶺)が揃ってQ1で敗退。逆にがタイムを伸ばし、上位8台が進出できるQ2に全5台が揃った。そして、その中でトップタイムをマークしたのが、#37 KeePer TOM’S GR Supra(平川 亮/阪口 晴南)。厳しい入国規制で来日できていないサッシャ・フェネストラズに変わりQ2に出走した阪口が、2番手と約0.1秒差で自身初、GT500クラスのポールポジションを手にした。
レースは序盤からトップ37号車阪口を#14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋 和也/山下 健太)の大嶋 和也が猛追し、僅差の攻防戦となるも膠着状態に。その後、33周目にGT300車両がスピン。セーフティカー導入を予想した多くの車両がルーティンのピットインを敢行する。ピット作業に手間取りタイムロスした37号車に対し、14号車は難なく完了。これでトップを奪還すると、#36 au TOM’S GR Supra(関口 雄飛/坪井 翔)が2番手で続いた。逃げる14号車の山下健太、追う36号車の坪井翔は丁々発止のバトルを長きにわたって繰り広げたが、75周のヘアピンで勝負に出た坪井がブレーキングで止まりきれず痛恨のオーバーラン。これで勝負がつき、14号車は大嶋と山下の”復活コンビ”で初戦を制することとなった。そして、2位の36号車に続いたのは、37号車。一時は4番手までポジションを落としたが、意地と粘りの走りが結実。3位まで挽回を果たし、GR Supra勢が独占した表彰台の一角を掴み取った。

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SUPER GT 第1戦 岡山 予選結果

SUPER GT 第1戦 岡山 予選結果

4月10日(土)、岡山国際サーキットで2021 AUTOBACS SUPER GTシリーズの開幕戦となる「たかのこのホテル OKAYAMA GT 300km RACE」が開催され、14:00からノックアウト方式の予選が行われた。

GT500クラスは#37 KeePer TOM’S GR Supra(平川 亮/阪口 晴南)が1’17.701のタイムでポールポジションを獲得。2番手には#14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋 和也/山下 健太)、3番手に#36 au TOM’S GR Supra(関口 雄飛/坪井 翔)が入り、トップ5までをGR Supraが独占した。

GT300クラスは#11 GAINER TANAX GT-R(平中 克幸/安田 裕信)が1’25.275のタイムでポールポジションを獲得。2番手には#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田 広樹/川合 Continue reading

SUPER GT Rnd8 富士 決勝レポート

SUPER GT Rnd8 富士 決勝レポート

<GT500>
チェッカー目前の大波乱、RAYBRIG NSX-GTが逆転勝利&年間王者に!

コロナ禍でシーズン開幕が7月となった今シーズンのSUPER GT。朝晩の寒さが感じられるようになった11月下旬、富士スピードウェイにおいてシーズン最終戦が開催された。
気温は低いものの、晴れ模様の中で進んだ予選。僅差のタイトル争いの行方はまず熾烈なポジション争いから始まる。だが、開幕戦以来となるノーウェイトの”ガチンコ勝負”ながら、ランキング上位陣には思いもしない明暗分かれる結果が待ち受けた。予選ポールポジションはランキング2位の#37 KeePer TOM’S GR Supra(平川 亮/山下 健太)が手にしたものの、トップランカーの#17 KEIHIN NSX-GT(塚越 広大/ベルトラン・バゲット)はまさかの12位。もう一台のフロントロウには#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(ヘイキ・コバライネン/中山 雄一)がつけ、開幕戦同様、GR Supra勢が気を吐く結果となった。
レースは、予選6位の#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田 次生/ロニー・クインタレッリ)が怒涛の追い上げで早々にトップを奪取。だが、ポールの37号車が6周目にトップを奪うと群を抜く速さで快走、2位以下を離しにかかる。2位以下は絶えずポジションが入れ替わる攻防戦を展開。22周以降始まったルーティンワークでは逆転王者を狙う#14 WAKO’S 4CR GR Supra(大嶋 和也/坪井 翔)がタイヤ無交換という驚きの戦略に打って出た。だが、トップ37号車の独走は変わらず。2位に予選7位#100 RAYBRIG NSX-GT(山本 尚貴/牧野 任祐)が続き、3位は#36 au TOM’S GR Continue reading

SUPER GT Rnd7 もてぎ 決勝レポート

SUPER GT Rnd7 もてぎ 決勝レポート

<GT500>
ARTA NSX-GT、悲願の今季初勝利!

秋深まる中、今シーズンの第7戦を迎えたSUPER GT。佳境に入ったタイトル争いの行方を見ようと、予選、決勝日の両日でおよそ2万5千人がサーキットに訪れた。
レース日和といえる好天気の中、予選でポールポジションを獲得したのは#64 Modulo NSX-GT(伊沢 拓也/大津 弘樹) 。伊沢が自身今季2度目のトップタイムをマークする。一方、チャンピオンシップ争いで暫定トップにつける#14 WAKO’S 4CR GR Supra(大嶋 和也/坪井 翔) 、同2位の#37 KeePer TOM’S GR Supra(平川 亮/山下 健太) は後塵を拝し、厳しい戦いを強いられた。
決勝は序盤から予選2位の#8 ARTA NSX-GT(野尻 智紀/福住 仁嶺) が猛プッシュ。早々にトップを奪取すると2位以下を引き離しにかかる。さらに予選3位の#100 RAYBRIG NSX-GT(山本 尚貴/牧野 任祐)も64号車を逆転した。
レースはドライバー交代が可能となるタイミングでトップの8号車と64号車がピットイン。するとこの直後にGT300車両がマシントラブルでV字コーナーでストップ。これを回収するためセーフティカーが導入された。ペースダウンを余儀なくされたライバル達に対し、SCランが8、64号車の2台には好機となり、レース再開後はトップ2を形成。100号車がなんとか3番手で追走したが、ギャップは大きくその後は各車単独走行となる。
結果、8号車が念願の今季初勝利を達成し、64号車も今季初表彰台を獲得。3位の100号車に続き、NSX-GTが5位までを独占する大躍進を見せた。

GT500クラス優勝 #8 ARTA NSX-GT(野尻 智紀/福住 仁嶺)

GT500クラス優勝 #8 ARTA Continue reading