6月12日、株式会社モビリティランドは、鈴鹿サーキットで10月9(金)~11日(日)に開催を予定していた「2020 FIA F1世界選手権シリーズ ピレリ 日本グランプリレース」の開催中止を発表した。これにより1987年から続いた国内でのF1開催が途絶えることとなる。
発表によると、国内外における新型コロナウイルスの感染拡大状況や各地域での防止対策などを踏まえて検討を重ねたが、現段階で海外からの渡航に関する規制解除の見通しが立っていない社会状況および国際的に大規模な移動を伴うイベントの特性を鑑み、開催中止を判断したとしている。
株式会社モビリティランド代表取締役社長の田中薫氏は「F1日本グランプリについて、開催を目指して準備を進めておりましたが、国内外における今後の状況変化や、渡航規制の解除が見通せない状況のなか、安心・安全な環境で開催するための準備期間も考慮し、やむなく中止の判断をいたしました。2021年の日本グランプリをより一層お楽しみいただけるよう、準備を進めてまいります。ご来場を楽しみにされていたファンの皆様、関係者の皆様におかれましては、ご理解くださいますようお願いいたします。」とコメントしている。
(撮影:中村佳史)